今回は間違えやすい英語として、「正しい」という意味の単語の意味やニュアンスの違いを解説します。
今回解説する単語は、“correct”、 “precise”、 “accurate”、 “right”、 “righteous”、 “exact”、 “proper” です。
全て「正しい」という単語だからどれを使っても良いということではありません。当然それぞれの意味する部分がありますので、例文を提示しながら解説していきます。
目次
意味の違い
「正しい」と一言で言っても、いろいろなニュアンスの違いがあります。
correctは事実と合っている、preciseは数などの詳細が合っている、accurateは精度が高い、rightは道徳的に正しい・合っている、righteousは道徳的に正しく正当化できる、exactは詳細まで合っている、properは本物の、まとんもなという意味で、いろいろな「正しい」というニュアンスがあります。
それぞれの意味と例文
correct
・形容詞:事実と合っている。
例:Your answer is correct.「あなたの解答は正しい。」
・動詞:間違っていること正す。
例:Correct me if I am wrong.「もし私が間違っていたら正してほしい。」
precise
・形容詞:(細かいところまで)正確である
例:The precise location.「正確な場所。」
・文法的:特定の何かを強調するときに使われる
例:at that precise moment the car stopped.「まさにその時に車が止まった。」
accurate
・形容詞:(情報、測定、予測が)詳細まであっている。
例:”accurate information about the illness is essential”「その病気の正確な情報は不可欠である。」
例:”an accurate thermometer”「正確な温度計。」
right
・形容詞:
①道徳的に良い、正当化できる、もしくは受け入れられる
例:hope we are doing the right thing.「私たちが(道徳的に)正しいことをしていると信じたい。」
②事実として正しい
例:I am not sure if I know the right answer. 「私は正しい答えを知らない。」
③右の
例:my right elbow「右肘」
・予測的:満足できる、妥当な、もしくは普通の状態
例:That sausage doesn’t smell right.「あのソーセージは腐っているかもしれない(匂いが普通じゃない)」
・イギリス英語:完全な
例:I felt a right idiot.「私はおろかものだと感じた。」
・政治的な観点:右的な
righteous
・形容詞:道徳的に正しい、正当化できる。
例:He stood up for what he knew was right and died a righteous person「彼は彼が道徳的に正しいと思うことに立ち向かい、正しい人間として死んだ。」
例:When the system fails righteous men will rise up.「社会制度が腐敗したときには、道徳的な人が立ち上がるだろう。」(Hieronymus/ヒエロニムス)
・アメリカ英語:とてもよい。
例:righteous products.「とても良い製品。」
exact
・形容詞:詳細まで正確で正しい。
例:”the exact details are being worked out”「」
・動詞:(何かを)人に要求して得る。
例:he exacted promises that another Watergate would never be allowed to happen.
proper
・形容詞:真に言われていることや、考えられていることを示す。本物の、まともな。
例:she has never had a proper job.「彼女はまともな仕事に就いたことが無い。」
まとめ
<まず日本語と同じように「正しい」と言っても、事実と合っているから正しい、数値が合っているから正しい、精確であるから正しい、道徳的に正当化できるから正しい、まともである「正しい」など、その「正しい」の意味するところを見極めないといけません。
これができれば自然と今回の記事で紹介した単語を間違えることなく、使えるようになります。
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