知らないと恥ずかしい 海外レストランの違い

海外旅行や留学の初期においては、海外のレストランでの違いやマナーが気になりますね。

そこでそんな悩みを解決するため、日本とは違う海外レストランのマナーを紹介します。

こちらのサイト(GetNaviWeb「海外のレストランで戸惑わないために――日本と海外で違う5つのこと」)でよく説明されていますので、このサイトにない部分を説明していきます。

筆者が留学していたオーストラリアが主な基準になります。学生時代には回転寿司屋でアルバイトしていたこともあり、参考になれば幸いです。

入店

挨拶をするのが一般的です。

挨拶の後です。日本でもそうですが、予約をしていない場合は人数を伝える必要があります。

カジュアルなレストランであれば、

“A table for…?” や

“How many people?”

と聞かれたりします。

この場合は、人数をそのまま伝えればいいので、3人であれば “Three”というだけで伝わります。

向こうから聞いてくれない場合は、

“Do you have a table for three (people)?” や

“We are looking for a table for three (people).”

などで伝わります。

注文

個人的な経験ですが、留学初日、大学の寮が手違いで空いておらずホテルに泊まらされました。

18歳でしたが、海外のホテルに一人で泊まるのは初めてでした。

夕飯は外食でした。外食と言ってもマクドナルドで、ビックマックのセットをホテルの部屋に持ち帰って、緊張から解放されて食べたのを覚えています。

この時に気づきましたが、日本の高校までの英語ではどのように注文すればいいかという内容は教わりませんでした。

“Big Mac please?”でも通じますが、日本語にすると「ビックマック」という感じで、頑固なオヤジがやるような注文の仕方です。

“Can I have a Big Mac meal, please?” や

“I will have a Big Mac meal, thanks.”

などで通じます。

レストランではこのBig Macの部分を変えれば応用できます。

ちなみにファーストフードの「セット」という言葉は、和製英語ですのでありません。

マクドナルドであれば “meal” で、KFCであれば “combo” となります。

また、「店内でお召し上がりですか?お持ち帰りですか?」は、 “(Would you like to) have it here or take away?”などと聞かれます。

オーストラリアは持ち帰りはtake awayです。

持ち帰りの場合は、 “Take away, please.”で大丈夫です。

会計

レストランといってもパブ、カジュアルなレストラン、高級なレストランと幅広いです。

パブの場合、基本的には先払いになります。レジで会計を済ませて、番号をもらって席で食べ物を待ちます。ドリンクはそのまま横のバーで受け取ります。

レストランの場合、カジュアルなレストランであればレジで会計となるところもあります。

高級なレストランであれば、席での会計になります。

気をつけたいのが、「お会計お願いします」と伝える時の行動です。

留学経験後に日本のレストランに行った際に、手をバツの形にして「チェック」と言っている日本人の男性がいて、なんだこれはと驚いたのを覚えています。

この手をバツにする仕草は、オーストラリアでやっている人は見たことがありません。

手を上げて、スタッフが来るときに仕草で伝えるのであれば、「右手でサインする仕草」が会計となります。

言葉としては、 “Check, please?” で通じますがぶっきらぼうですので、

“Can I get the check, please?” や、

“Can I have the bill, please?” で

支払いしたいというのが伝わります。

この “check” は一体何なのかというと、元々は “cheque” から来ています。

Oxford English Dictionary によると小切手から来ていますが、注文の内容を確かめるという意味で、 “check” に派生したそうです。

チップ

オーストラリアにチップの文化はありません。必要なレストランはサービス料としてパーセントで会計に含まれています。

時間によっては深夜料金のチャージもあります。

いずれも合計金額の10から20パーセントほどで、伝票やレシートに記載があります。

レジの横にチップ入れが置いてあるレストランもあります。

私の働いていた回転寿司屋にはこれがありました。

本当に満足した場合のみ、チップを入れてあげればよいと思います。

BYOについて

オーストラリアはBYOがある文化です。

Bring your own (wine)の略で、自分のワインをレストランに持ち込んで楽しむ制度です。

レストランによって許可されているところと、そうでないところがありますので事前の確認が必要です。

グラスの使用料として一人当たり数ドルから10数ドル取られます。

心がけること

基本的には丁寧な発言や行動を心がけましょう。

レストランにおいては日本よりも丁寧さが求められると思います。

居酒屋みたいな「すんませーん!」と大きな声を出すのはダメです。失礼で、恥ずかしいのでやめましょう。

丁寧にです。丁寧に。

大体のレストランは店員がフレンドリーにしてくれます。料理の味はどうだった?などと聞いてくれることも多いです。

帰り際には、美味しかったです。ありがとう。などと挨拶するのが良いでしょう。

まとめ

海外レストランのマナーいかがでしたでしょうか。参考になれば幸いです。

レストランだけでなく、その国の文化や風習をしっかりと理解して失礼の無いようにするのがマナーです。

郷に入っては郷に従えなのですが、せっかく旅行や留学で貴重な経験をしているのですから現地の人になりきるくらい行く先のことを理解して楽しみたいものです。