今回は、帰国子女の私が行った勉強法でTOEIC960点を取りましたので、その内容を紹介します。また、試験当日に取った受験の「作戦」についても紹介します。
帰国子女でこれからTOEICを受ける人や、帰国子女でなくても既に高得点を取っていてさらに得点を伸ばしたいという方に向けた記事になります。
こちらが2019年4月14日に受験した際の私のスコアです。
リスニングは満点ですが、リーディングで少しミスがありました。正直「満点だ!」と自負があったのでどこで間違えたかは想像がつきません。
目次
3つの勉強法
私が行った勉強法は下記の3つの方法の組み合わせになります。一つ一つ紹介していきます。前提が異なると、英語のレベルも異なるため次に受験時の状況についても紹介します。
①単語帳で勉強
基本的なところですが、帰国子女とはいえ、まずは単語の勉強をしました。高得点を取るための基礎になります。
②スマホアプリで過去問
TOEICはあくまでも試験なので、英語ができるとはいえ「試験慣れ」している必要があります。スマホアプリを使って過去問を解く練習をしました。
③気晴らしにBBCのアプリでニュース
①と②を中心に進めながら、気晴らしにBBCのアプリでニュースを読みました。語彙力向上と長文読解力もここで回復することができました。
受検時の状況
それぞれの勉強法を説明する前に、受験時の私の状況について説明しておきます。これで大体の英語のレベル感がわかると思います。
私は国内の高校を卒業後、18歳でオーストラリアに渡り、大学と大学院を卒業しました。そのため学生時代は6年間オーストラリアにいました。英語力については、修士論文を執筆したりしましたので、自信があります。
私が受検をした2019年4月は、日本で就職して6年が経ったタイミングでした。6年間仕事ではそれほど英語は使いませんでしたが、最初の2年はイギリス人の友達とよく遊んでいました。あとの4年は、仕事でもプライベートでもそこまで英語を使っていたわけではなく、たまにの海外出張で使うくらいでした。
今後のキャリアを考えたときに、「果たして自分の英語力は今どのくらいなんだろう?」と疑問に思いTOEICを受けることにしました。ただ受けても点数が低いようでは意味が無いので、この記事で紹介する3つの勉強法を取り高得点を狙いました。
①単語帳で勉強
当サイトでも紹介したjapan times発行の単語帳「英語を英語で理解する 英英英単語」の上級編を使いました。
この単郷帳は「9,000語レベル」となっていて、語彙の目安としては「英検準1級~1級、国連英検A級、TOEFL iBT 80点~」となっています。
上級編のレベル感ですが、japan timesのサイトによると下記の通りです。
STAGE 1
eligible/mortgage/spouse/jurisdiction/versatileなど
STAGE 2
threshold/discretion/embed/ramp/scamなど
STAGE 3
agile/reservoir/cardinal/hilarious/surgeなど
STAGE 4
bout/hull/envision/myriad/dauntingなど
STAGE 5
regimen/stealth/mar/confer/degradeなど
STAGE 6
traverse/pivotal/stall/reiterate/demiseなど
STAGE 7
attire/disparity/soar/transcend/chantなど
STAGE 8
lineage/tranquil/hectic/deflect/plummetなど
STAGE 9
vacate/confinement/stifle/eerie/remedialなど
STAGE 10
subdue/disdain/agitate/falter/embargoなど出典:the japan times出版 https://bookclub.japantimes.co.jp/book/b383591.html
同じ単語帳で、超上級編がありますが、これは「20,000語レベル」となっており、語彙の目安は「英検1級、国連英検特A級、TOEFL iBT 100点~」となっています。TOEICの高得点を狙うのに超上級編はいりませんので、上級編をつかって勉強してください。
当サイトの過去の記事でも紹介しています。「留学経験者が勧める最高の単語帳」
大体2~1か月前くらいに通勤中の30分ほどを利用して勉強しました。1回目は、頭から最後まで流してみてわからない単語があれば印をつけました。印をつけたところを2回目に再度確認し、覚えられていないところは重点的に勉強しました。
これで大体の語彙の確認は完了です。
②スマホアプリで過去問
次に、スマホアプリで過去問を解く練習をしました。先ほどの単語帳での勉強と並行して行いました。試験の1か月前ごろから通勤時間の30分を使い勉強しました。出勤時に単語か過去問をやり、帰りにその逆をやるという感じでした。
私が使ったアプリはこちらです。無料ですが、かなり本番を意識した内容になっていて、問題数が非常に多く、オススメです。
「トレーニングTOEIC® test」
内容を簡単に説明すると、リスニングについてはPart1の「写真描写問題」からPart4の「説明文問題」まで網羅されており、リーディングについてはPart5の「短文穴埋め問題」からPart7の「読解問題」まで網羅されています。
試験慣れするのが目的でしたので、Part1からPart7まで網羅的に実施しました。慣れたから大丈夫だなという感覚を持ったら、次のPartに移動するようにしました。問題数が豊富で全てやるには相当な時間がかかります。ありがいたいです。
そのほかには、英単語の問題が400点、500点、600点、700点、800点レベルでそれぞれ設けられています。
私の場合は800点レベルだけをやりました。
③気晴らしにBBCのアプリでニュース
上記①と②をひたすらやるというのが主なのですが、正直飽きてきます。
そこで、BBCのニュースアプリでニュースを読んでいました。これは語彙の確認や長文読解の練習にもなります。
意識したのは、早く読むことです。
細かい内容は理解できないものもあります。例えば、イギリス議会の状況を伝えるニュースなどは、政治的な専門用語もあり理解が難しいです。こういうものは、そもそも読まないか、概要把握する程度で読みます。そもそもTOEICにこんな難しい内容は出ません。
コツとしては、読めるレベルのニュースを早く読むということです。
「BBC News」
当サイトでも以前、このアプリについては紹介していますので、詳細はこちらをご確認ください。
当日の受験作戦
当たり前のことで皆さんやられていると思いますが、下記の作戦を取りました。
①リスニングの作戦
簡単ですが、選択肢が記載されている問題については、問題文が流れる前に選択肢を読んでおくことです。
少なくとも次の問題の選択肢まで目を通しておきましょう。可能であれば、その次についても読めると良いです。
②リーディングの作戦
後半は立て続けに長文がでてきます。帰国子女でも読むのに時間がかかってしまうとどうしようもありません。なるべく後半に時間の余裕を持ちたいものです。前半の穴埋め問題は急いで終わらせましょう。
まとめ
帰国子女の私がTOEIC960点を達成した勉強法と作戦を紹介しました。
・勉強法
①単語帳「英語を英語で理解する 英英英単語」上級編(japan times発行)で勉強
②スマホアプリ「トレーニングTOEIC® test」で過去問
③気晴らしにBBCのアプリでニュース
・作戦
単純ですが、
①リスニングは先に選択肢を読む!
②リーディングは前半の穴埋め問題を早く終わらせること!
ピンバック: 留学経験者が勧める最高の単語帳 | World and Aviation