最近、かんぽ生命の気になるCMがありました。少し前から放送されている、小型機を修理して大空へ羽ばたく!という内容です。
この爽快なCMですが、航空の観点からいくつ気になる点がありました。このCMを例題に、飛行機を飛ばすのに必要な事項を簡単に、少し真面目に記載してみました。興味のある方はどうぞ。
CMの内容
前述の通りですが、吉田美月喜さんが小型機を修理し、操縦して大空に羽ばたく、なんとも爽快な内容です。その名も「夢のフライト」です。
こちらがそのCMです。
航空の観点から気になる点
主人公
まず、吉田さんです。
このCMから吉田さんは小型機を「修理」して、「操縦」していることがわかります。 CMの雰囲気から、自家用の免許を取って一人で整備し、操縦しているとするのが合うと思いますので、これを前提としてみます。
そうすると、整備士と操縦士の免許が必要になるのは容易に想像できると思います。
簡単に航空法を説明すると、航空業務に従事する者は技能証明を受ける必要があります。「自家用操縦士」と「二等航空整備士」を受けれいれば、この場合大丈夫な気がします。
免許取得には年齢制限があります。自家用操縦士免許は17歳以上、二等運航整備士は19歳以上と法律で定められています。
ちなみにその他、自家用操縦士免許に関連して必要なものとして、航空身体検査(第二種)と航空英語能力証明等があります。健康であるのと、英語が話せることを証明するものです。
吉田さんの公式ホームページによると生年月日は2003年3月10日です。なんと、現時点では年齢制限を満たさないことがわかりました。簡単に前提が崩れてしまいました。免許を持っていないと、法的な面で説明が難しくなるため、CM中の主人公としては年齢制限を満たしているということにしておきましょう。
航空機
次に航空機です。
車と同じように、航空機は登録されている必要があります。映像から機体に記号が書かれているのが確認できます。「JA89BB」です。これは車で言うナンバーに相当するものです。
ちなみに、Googleで調べると日本モーターグライダークラブが所有する飛行機ということがわかりました。
次に耐空検査です。これも車と同じように、航空機にも車検が必要です。吉田さんが整備士として整備をし、その後、国土交通大臣の認定を受けた者によって耐空検査を受ける必要があります。こちらも済んでいるということですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。簡単な記載に留めていますが、何気ないCMからも飛行機を飛ばすのに必要な内容を考えることができました。
整備士と操縦士の資格を取り、大空に羽ばたく爽快なCMです。かんぽ生命がそんな夢を支えますよというメッセージですね。
人生は一度きりです。保険のサポートを受けながらチャレンジしていきたいものです。