
この記事では日本のLCC(Low Cost Carrier)航空会社を紹介します。
LCCとは?
まずはLCCとは何かについて説明します。
Low Cost Carrierを直訳すると「コストが低い航空会社」となります。
新聞等では「格安航空会社」と紹介されることが多いですがこれは、運営コストを低くしている(例えば:付帯サービスの簡素化(機内食は購入、手荷物預かりサービスは別売り、マイレージ無し)、新造機の使用、機材の統一、機材の運航効率の向上、簡素化された空港施設の使用(ラウンジ無し、登場橋使用しない)等々)結果として航空券を格安で販売しているということです。
今までの航空会社より安いという意味で、格安といわれています。
LCC=航空券が安い航空会社
間違ったLCCの概念・安全性
・中古の機材を使用して安く済ませている。
・安全管理にコストをかけない危ない安い航空会社。
これらは間違ったLCCの概念です。
中古の機材を使うと整備コストが上がりますので、中長期的な観点からはLCCは新造機を使用しています。
購入する場合もありますが、リースという形で契約し、機体が古くなり整備コストが上がる前に返却している場合が多いです。
また、安全に関するコストですが、法律で求められている安全管理の要求事項は大手航空会社(例えばANA、JAL等)と全て同じですので、安全管理に係わるコストをかけないということはできません。
さらに、日本においては特に、LCCにとっては安全であることが大手航空と比べてより大切です。まだまだ市場を広げている発展途上で、安全が経営を支えるのは言うまでもありません。
日本にはどんなLCCがある?
2011年以降、日本では下記の5社がLCCとして、運航しています。特徴に応じて使い分けてみてはどうでしょうか。
Peach Aviation(ピーチアビエーション)
日本のLCCで唯一の純日本LCCです。
ANAホールディングスの子会社で関西空港に本社を置いています。国内線22路線、国際線17路線を運航しています。
本社のある関西空港と成田空港からの便が多く、関西・関東での利便性が高いです。
運航品質は、就航率が98.9%(2017年度)と非常に高いです。就航率が高いということはキャンセルが少ないということです。
Peachは、2019年に同じくANAホールディングスの子会社であったVanilla Airと統合し、ANA、JALに続いて国内第三位の航空会社です。
会社概要:https://corporate.flypeach.com/about/
Vanilla Air(バニラエア)
バニラエアは2019年に、Peachと統合したため現在は運航していません。
Peach同様、ANAホールディングスの子会社でした。成田空港に本社を置き、国内線7路線、国際線6路線を運航していました。
多くの路線はPeachで引き継がれています。
Jetstar Japan(ジェットスタージャパン)
ジェットスターグループで、オーストラリアのカンタスグループや、JALが出資するLCCです。成田空港に本社を置き、国内線21路線、国際線16路線を運航しています。
国内線はLCCではシェアNo.1です。成田空港をベースとしていますので関東にお住いの方にお勧めです。
会社概要:https://www.jetstar.com/jp/ja/about-us/jetstar-group/jetstar-japan
Spring Air Japan(春秋航空ジャパン)
中国のLCCの春秋航空股分有限公司のグループ会社です。国内線3路線、国際線4路線を運航しています。
中国の春秋航空との連携が強いことから、中国方面へお出かけの方にお勧めです。
会社概要:https://jp.ch.com/Static/IntroSubCompany
AirAsia Japan(エアアジアジャパン)
エアアジアグループの会社で、楽天などが出資しています。
旧エアアジアジャパンは2011年にANAと提携し運航を開始しましたが、2013年に提携を解消し、日本から撤退しました。その後、現在のバニラエアへ社名を変更し運航しています。
現在のエアアジアジャパンは、2014年から運航しているバニラエアとは別の法人です。
中部空港に本社を置き、名古屋=新千歳を運航しています。2019年2月からは名古屋=台北(桃園)の就航を発表しています。これから期待のLCCです。エアアジアグループとしての色が強いです。
会社概要:https://www.airasia.com/booking/home/ja/jp (会社概要ページなし)
ZIPAIR Tokyo
2018年7月31日に設立した新しいLCCです。
JALの100%出資により設立された会社です。
新型インフルエンザの影響で現在は成田=バンコク(スワンナプーム)での貨物輸送を行っており、旅客便の運航は行っていません。
当初の予定では成田=バンコク(スワンナプーム)、成田=ソウル路線を予定していました。
JALはJetstar Japanの成長が伸び悩んでいることもあり、完全子会社化の同社を立ち上げANAに対抗する体制を築こうとしているようです。


